防球ネット計測・新種目競技場建設     

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技術情報 飛球シム:ゴール競技

競技人口が急増している サッカーやラクロス、

3×3などの屋外「施設」建設では後日、場外飛球が

問題となるケースは多く、現在は 競技規則にないものの「防球」対策は

現在、必要不可欠な施設ツールになりつつあります。

ゴールバー衝突時のボール挙動

サステナビリティ

シミュレーションでは、プレーヤーの位置L1の設定とプレーヤーの技量による 初速V0から 衝突速度V1と 衝突角度θ1を入力し、衝突後の角度θ3毎のV2を計算して飛跡をシミュレーションします。

※この他、タッチラインに向けたクリアボールの挙動や少年サッカー用ゴール周りのボールのシミュレーションなど、目的別の計測を行うこともできます。

■ 施設管理側の安全配慮は義務

ボールが場外(校外)へ出たことで、たくさんの物損事故が起きています。

これらは 何も プレイヤーは わざとしたことではありません。

一方、「施設」や校庭で起きうる未然防止策を想定することなく、それを放置したことで起きてしまった間接的な人身事故では 訴訟にまで至ったケースもあります。

その判決では、施設の管理・占有側の「安全配慮」義務が改めて問われることになりました。

■ 施設管理・占有者の責任と義務 ▶ こちら

■ 諸問題の現在地

現在、多くの競技では「防球ネット」設置は 競技規則に定めがありません。

しかし、事故・未然防止策の「想定力」が問われる時代になったことは確かです。

一方、施設建材は法令を鑑みて、高さ15mの柱(15m電柱と同じ高さ)を使った施工が主流です。

ところが、工費の帳尻のために 防げない場外飛球は多々あり、これが事故の遠因ともなっています。

だいたいの目分量頼みでは、やはり場外飛球は発生してしまいます。

もし、改めて防球ネットの嵩増し工事が必要となれば、結局、総工費は上昇することになります。

予定価格ありきで安かろうではなく、周辺環境(近接する道路、駐車場、家屋など)と プレイヤーの技量を綿密に想定した上で、より適切な高さのネットを当初から設置をするための“事前計測”をお奨め致します。

■不定点からのシュート

サッカーやラクロスなどのゴール競技では、野球とは違い、シュート・ポイントが 定基点ではないケースを想定する必要があります。

また、「ゴール」設置によってゴールポストにボールが跳ねて、予想外の飛球となることが 多々、あります。

観客を含む第三者の安全確保とプレイヤー、施設管理者の安心のためにも、防球施設の事前計測は必須です。

本シミュレーションにより、失敗しない「防球ネット計画」が 初めて可能となります。

Case 1.  ゴール後方へのボール
シュートがゴール上方へ吹け上がった場合のボールの高さを推定します。
 

※本データでは、シュートを放った位置はペナルティーキック位置としています。

※蹴り上げ角度を15度から30度で想定したものです。

想定する入力条件・数値により、どの程度のミスキックまで見込むのか、防球ネットをどこに設置して、高さをどれほどにするのか…など、最も効果的な設計の参考データとすることができます。

Case 2.  近接建造物などの保護
競技場に隣接する建造物の物損事故(ガラス破損など)を防止するため、ネットの「たわみ量」をシミュレーションした上で、最も適切な「防球ネット」の設置も可能です。

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